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「いずれ米韓は屈服する」…金正恩政権の説明に「むなしい」とこぼす北朝鮮国民 (1/3ページ)

 北朝鮮当局は、9月3日に実施した6回目の核実験以降、住民を対象にして緊急政治講演会を開催している。金正恩党委員長の偉大さ、核保有の正当性などについて語るものだったが、金正日時代から使われている旧態依然としたレトリックの繰り返しで、聴衆の反応は今ひとつだったようだ。

 ■エリートも動揺

 平壌のデイリーNK内部情報筋によると、9月中旬、平壌市内の工場、企業所の労働者を対象に「わが党の経済建設と核武力の並進路線は必勝不敗だ」というタイトルの講演会が開催された。

 壇上に現れたのは、北朝鮮の国内外のプロパガンダを司る朝鮮労働党の宣伝扇動部講演課の課長やその部下たちだった。つまり、金正恩氏の妹でともに「大阪」にルーツを持ち、党中央委員会政治局委員候補に選出されたばかりの金与正(キム・ヨジョン)宣伝扇動部副部長の部下が直接、人民の前に立って講演を行ったということだ。当局の力の入れようがうかがえる。

 (参考記事:金正恩と大阪を結ぶ奇しき血脈])

 しかし、講演内容は、代わり映えしない夜郎自大的なものだったという。

 「われわれは核で米帝(米国)を窮地に追い込んだ」

 「米帝と南朝鮮(韓国)を屈服させ、われわれが苦労しただけ見返りを得られる日は遠くない」

デイリーNKジャパン
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