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「韓国から離れないで」文氏、米国の不信感解消へ苦心 前触れなし、史上初の在韓米軍司令部で出迎え (1/2ページ)

 トランプ米大統領が初訪韓し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談した。北朝鮮に核放棄を迫るため、両首脳は最大限の圧力をかけることを確認したが、実態は何とか結束を演出した形だ。文氏は米国の武力行使を懸念。トランプ氏は対話による解決に言及し、文氏に歩み寄る姿勢をみせたが、中国との関係改善に動いた文政権への不信は拭い切れていない。

 米韓首脳会談で韓国側が必須とし最も神経を使っていたのは、米国の不信感を解いた上での米韓同盟関係の確認だ。文大統領が前触れもなく史上初めて在韓米軍司令部がある基地でトランプ米大統領を迎えたことにその思いがうかがえ、同盟が揺らぐことを防ごうとする苦心の跡がみてとれた。

 韓国は先月31日、中国との関係改善合意を発表しており、合意には米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)の追加配備不可など、米韓同盟に関わる敏感な問題が含まれている。また、文氏が言及したという「米中とのバランス外交」が中韓接近を思わせ、韓国では米国の「韓国離れ」が懸念されていた。

 首脳会談後の共同記者会見での文氏は「未来志向的な韓米同盟」を強調。トランプ氏からは「韓国は単なる同盟国以上の存在」との言葉を受けた。

 また、文氏は「バランス外交とは米中との関係を意味してはない」と説明し、不信感の解消に努めた。これに加勢するようにトランプ氏からは「韓国民を失望させたくない。韓国を迂回(うかい)しない」と米国の韓国離れはないとの確約を得た。

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