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【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】ピラミッド透視で注目のミュー粒子、「火山透視」期待も遠い道のり (1/2ページ)

 岩も通過する透過力が強い素粒子がある。ミュー粒子というものだ。

 これは、宇宙線が地球の大気と衝突して次々に生まれている粒子だ。寿命はたった100万分の2秒しかないが、1平方メートルあたり毎分1万個も飛んでいる。知らない間に私たちの体も貫通している。しかし、なんの自覚もなく、害もない。

 この強い透過力をもったミュー粒子をセンサーで捉えると、通ってきた場所の密度の違いが分かる。

 このほど、エジプト・カイロ南郊にあるクフ王の大ピラミッドをミュー粒子で透視したら、200人乗り航空機の客室の大きさがある部屋が発見された。4500年間、誰の目にも触れることのなかった部屋だ。

 さて、ここになにがあるのか、注目が集まっている。

 このピラミッドは紀元前2500年ごろに建てられた。230メートル四方あり、高さは139メートルある。世界最大の建造物の一つである。

 中世から内部が調べられてきて、ピラミッドの中には3つの空間があることがすでに分かっていた。それぞれは、王の間、女王の間、大回廊と呼ばれている。「王の間」に王のミイラはなかった。

 今回見つかったのは4つ目の空間で、いままで見つかっていなかった王の埋葬室ではないかと思われている。

 しかし発掘することはもちろん、ドリルで穴をあけてカメラを挿入するといった方法で調べる予定もない。これらの方法ではピラミッドに損傷を与えかねないからだ。

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