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【高橋洋一 日本の解き方】加計「疑惑」は残っているのか 新事実もなく事実誤認の追及、「やり過ぎ」報道は営業妨害だ (1/2ページ)

 文部科学省は加計学園の獣医学部を新設する計画を正式に認可したが、いまだに「国民の疑念は晴れない」などとする意見も報じられる。メディアや野党議員、前川喜平・前文科次官などが唱えている「疑惑」や「疑念」は、追及する価値のあるものなのだろうか。

 結論から言えば全くない。この疑惑を週刊誌が報じてから9カ月程度、前川氏の発言を新聞が取り上げてから半年程度が経過した。関係者による国会証言もあったが、「総理の意向」を示すものは一つもなかった。疑惑を言い続けている前川氏も決定的な証拠を示していない。逆に、前川氏以外の関係者は、全て「安倍晋三首相の意向や関与はなかった」と証言している。

 もし、マスコミが騒ぎ立てる疑惑が真実であれば、それを補強する新たな証拠が出てきてもおかしくないが、半年程度も進展なしであれば、何もないと思うのが世間の常識であろう。

 筆者は、これまでの本コラムなどで、公表資料をチェックして、前川氏のいう「文科省メモ」がいかにデタラメであるかを示してきたが、それらを覆す事実も出てきていない。

 こうしたことから、今やマスコミの疑惑報道は単なる言いがかりにすぎないといっていいだろう。それでも、マスコミは新事実なしでこれまでの疑惑報道を繰り返している。

 例えば、NHKは10日、「加計学園獣医学部 大学設置審 最終段階でも緊迫の応酬」と報じたが、これは、特区の役割と文科省設置審の役割を全く分かっていない事実誤認に基づくものだ。

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