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国会議員、不適切な支出も ゆるキャラ製作や自著購入…識者「国民を愚弄している」

 東京都選挙管理委員会が公表した政治資金収支報告書では、相変わらず国民から見て疑問を抱かれかねない、国会議員らの不適切な支出や不備が見られた。

 タクシー車内で知人女性にわいせつ行為をした疑惑が「週刊文春」に報じられた立憲民主党の初鹿明博衆院議員(48)が代表を務める3政治団体は、都選管に収支報告書を期限までに提出しなかった。このうち維新の党の政党支部と資金管理団体は、2年連続で未提出となり、政治資金規正法の規定で解散扱いとなった。

 政治資金に詳しい日本大の岩渕美克(よしかづ)教授(政治学)は「政治家の義務を怠っており、国民を愚弄している。出せない理由があったなら大問題だ」と批判。初鹿氏は「国民の皆さまにご心配をおかけし、おわび申し上げる」としている。

 自民党の下村博文元文部科学相(63)が代表の政党支部は、昨年4月に刊行された自著計1900冊(計約287万円)を購入。政治資金パーティーで来場者に配布した。

 岩渕教授は「政治資金で自著を買い、印税を懐に入れている」と指摘する。

 自民党の松本文明内閣府副大臣(68)の政党支部は、国土交通省の補助金交付決定を受けて1年以内のタクシー会社と廃棄物収集運搬会社から計28万円の献金を受け取っていた。政治資金規正法は企業に補助金交付決定から1年間、政党への献金を禁じている。

 松本氏の事務所は「既に返金しており、収支報告書は修正する」とした。

 希望の党の松原仁衆院議員(61)の資金管理団体「東京未来の会」は、政治資金でゆるキャラの着ぐるみを製作し約13万円を支出した。イベント会場などで10回ほど使ったが、頭の部分が大きく車に入らないなどの理由で現在はほとんど活用されていない。

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