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【高橋洋一 日本の解き方】法案の事前審査で消化試合 国会論議は活性化できるのか、与党への質問時間配分も一案 (1/2ページ)

 国会では、与野党の質問時間変更が問題となったが、重要な政策をまともに審議できるような国会にするには何が必要なのか。

 日本の国会について、世界の国と比較すると、(1)女性議員が少ない(2)本会議審議時間が短い(3)実質的な審議が少なく法案修正が少ない-という3つの特徴がある。

 (1)の女性議員が少ないことを直すのは難しい。先の衆院選では、当選した465人のうち女性議員は47人で、10・1%だった。世界の平均では20%以上であるので、日本はかなり見劣りする。参議院では15・7%なので、今後に期待したい。

 (2)の本会議審議時間が短いことについては、日本は衆参とも50~60時間程度で、米国、英国、ドイツ、フランスいずれも本会議審議時間は500~1000時間程度なので、日本は圧倒的に短い。

 ただ、日本では、委員会審議が多くなされているので、どういう場で審議するかという問題ともいえる。国会には重要法案の審議時間は100時間超、一般的な法案は30時間程度といった暗黙の了解があることを考えると、日本だけが審議時間が短いとはいいがたい。

 もっとも、2001年の中央省庁再編によって、内閣府、総務、厚生労働、国土交通の各省などの巨大官庁が生まれ、内閣府も大きくなった。それらの省庁に対応する内閣、総務、厚生労働、国土交通の国会の常任委員会は、パンク状態になっている。

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