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【北朝鮮危機】日本にとって北朝鮮危機への対処は前哨戦 最大脅威は中国の強圧的台頭 (1/2ページ)

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 北朝鮮の「核・ミサイル」の脅威は、日本にとって大きな脅威であり、これに適切に対処することは喫緊の課題である。そして、その対処の過程において、戦後70年以上にわたり、わが国の健全な安全保障議論を妨げてきた憲法9条を改正し、日本の防衛を米国任せにしないで、「自らの安全を自らが守る」という当たり前の「自助の精神」を取り戻してもらいたいと切に思う。

 日米同盟は、わが国の防衛にとって不可欠な存在であるが、自助努力をしない日本を米国が助けるはずがない。自助努力をする際に妨げになっている「安全保障上のガラパゴス的制約事項」(=専守防衛、GDP1%前後に制約された防衛費、敵基地攻撃能力や武器輸出に関する制約など)を完全に解消すべきである。そうすることによって、北朝鮮の脅威に実効的に対処できるのだ。北朝鮮危機は、ガラパゴス的な思考や悪癖から日本人が抜け出す大きなチャンスでもある。

 日本にとって北朝鮮危機への対処は前哨戦だ。北朝鮮の脅威は大きな脅威ではあるが、日本が今後直面する最大の脅威は、世界最強の国家を目指す中国の脅威だ。中国の脅威にこそ、われわれは全力を挙げて備え、対処しなければいけない。

 中国の習近平国家主席は、第19回党大会における演説の中で、20回以上も「強国」という言葉を使い、建国100周年に当たる2049年ごろを目途に「総合国力と国際的影響力において世界の先頭に立つ『社会主義現代化強国』を実現する」と宣言した。

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