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金正恩氏の「恐怖政治」か、単なる「私怨」か…北朝鮮で粛清の情報 (1/3ページ)

 韓国の情報機関・国家情報院(国情院)は20日、国会情報委員会で、北朝鮮の崔龍海(チェ・リョンヘ)朝鮮労働党副委員長の主導により、党組織指導部が朝鮮人民軍(北朝鮮軍)総政治局の「不純な態度」を問題視し、20年ぶりとなる検閲を進めていると報告した。

 その過程で、黄炳瑞(ファン・ビョンソ)総政治局長や金元弘(キム・ウォノン)第1副局長をはじめ、相当数の幹部が処罰されたもようだという。ただ、同委員会幹事のキム・ビョンギ議員(共に民主党)の説明によると、処罰がどの程度のものであるかは国情院もわかっていないとのことだ。

 ■変態性欲の醜聞

 韓国の主要メディアはこの情報を受けて、党が軍を粛正する「政治闘争」が勃発した、あるいは「恐怖政治」が再開された、との趣旨で報じている。しかしこの程度の情報では、あまり断定的なことは言えないというのが筆者の判断である。実際、北朝鮮では主要幹部に対する革命化(再教育)処分が頻繁に下されており、ごく短期間で復帰するか、その後に昇進するケースも少なくないからだ。

 そもそも、国情院は崔龍海氏が最近、党組織指導部長に就任したと分析しているのだが、それ自体「本当か!?」と思う。

 崔氏は、金正恩党委員長の祖父・故金日成主席の盟友でもあった崔賢(チェ・ヒョン)元人民武力部長(国防相に相当)の息子という経歴ゆえに、最高幹部の地位を維持している。しかし女性問題、それもほとんど性犯罪とも言えるほどの変態性欲スキャンダルを起こした過去を持ち、失脚と復活を繰り返してきた札付きの極悪幹部だ。

 (参考記事:美貌の女性の歯を抜いて…崔龍海の極悪性スキャンダル

デイリーNKジャパン
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