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【高橋洋一 日本の解き方】相変わらずひどい野党質問 加計問題でも目立つ“無理解”、「時間の無駄」批判も当然か (1/2ページ)

 特別国会が始まったが、野党の「加計学園」問題への質問は相変わらずひどいものが多い。15日の衆院文部科学委員会での希望の党の山井和則氏の質問は、選挙前の民進党と全く同じスタイルだった。加計学園の理事長が、安倍晋三首相と「お友達」ということばかりを言い、肝心な質問がない。これは半年前にも見られた光景であり、進歩がないと言わざるを得ない。

 立憲民主党の逢坂誠二氏は、2015年6月に閣議決定したいわゆる「4条件」について合致する根拠を政府に尋ねた。これに対して、長坂康正内閣府政務官は「4条件に異論がない中の議論だった」と答えた。逢坂氏はこれに満足せず、同じ質問を繰り返した。一見、政府の答弁がおかしいように思うかもしれない。産経新聞の記事にも、政府の答弁は「答えにならない釈明」とする記事があった。だが、これは間違いである。

 逢坂氏は、今回の文科省による獣医学部新設の認可が、4条件に基づくはずだと誤解している。筆者は「国家戦略特別区域諮問会議」と「文科省の大学設置・学校法人審議会」の役割の違いを半年前に書いたが、あらためて基礎から始めよう。

 特区諮問会議は、学部新設を門前払いする文科省の「告示」を改正するかどうか。文科省学校審は、認可申請が出てきたら認可するかどうかがそれぞれの役割だ。

 行政法からみれば、今回の学部新設認可と、一般の人にもなじみのある自動車運転免許はほぼ同じなので、運転免許で例えれば、特区諮問会議は自動車学校に入れるかどうか、文科省学校審は運転免許が取れるかどうかである。

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