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立民VS民進、地方議員めぐり争奪戦勃発 枝野氏「決断促し」に大塚氏が反発、駆け出し政党の焦りか

 民進党の地方議員をめぐる「争奪戦」が勃発した。立憲民主党の枝野幸男代表が「年内に態度をはっきりしてほしい」と決断を促したことに対し、民進党の大塚耕平代表が「強要はあってはならない」と反発したのだ。バトルの背景には、2019年の統一地方選まで2年を切り、互いに焦りを隠せない切迫した「お家事情」があるようだ。

 「枝野氏らしくない。(彼が重視する)リベラルは本来、自由を重んじるわけだから、他者の自由意思に何かを強要してはならない」

 大塚氏は21日、記者団にこう述べ、地方議員の「引き抜き」に言及した枝野氏を批判した。ただ、大塚氏の苦言はむなしく響く。

 産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)による11月の合同世論調査で、民進党の支持率はわずか1・5%だったのだ。立憲民主党は15・3%。どちらに主導権があるかは明らかだ。

 強気の立憲民主党にも、「駆け出し政党」ゆえの焦りが透ける。枝野氏が「統一地方選に向けた態勢をつくらないといけない」と述べるように、地方の組織固めが喫緊の課題となっている。

 民進党関係者は「まだ衆院選の総括も済んでいない。枝野氏が『年内』の決断を求めるのは、あまりに勇み足だ」と不満をあらわにする一方、「今後の支持率下落を見越して、早めに仕掛けてきたのだろう」と、枝野氏の心中を推測してみせた。

 どっちもどっち、というべきか。

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