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公明・山口代表に訪韓“勇み足”リスク 安倍首相がクギ「呼吸合わせて」 (1/2ページ)

 公明党の山口那津男代表は22日夜、韓国政府要人らとの会談のため、ソウルに到着した。23日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談する見通しだ。月末には中国を訪れ、習近平国家主席との会談にも臨む。朝鮮半島情勢が緊迫の度を増す中、日中韓の連携強化に期待がかかるが、対応を間違えると関係国に誤ったメッセージを与えかねないという可能性もはらむ。(ソウル 松本学)

 安倍晋三首相は22日、出発に先立って官邸を訪れた山口氏と面会し、文氏への親書を託した。山口氏は記者団に「公明党の韓国との交流を生かしながら日韓関係の発展を担いたい」と意欲を語った。25日まで滞在し、政府・議会関係者と会談するほか、来年2月に開幕する平昌五輪の関連施設などを視察する。30日から12月3日は、中国を訪れる。

 念頭にあるのは北朝鮮による核・ミサイル開発などの問題だ。日本が議長国を務める日中韓サミットは「早期開催」がかけ声倒れになりつつある。韓国との交流を積み重ねてきた公明党が政府間のやりとりとは別に独自のルートで局面打開を図り、存在感を示す狙いがあるのは明らかだ。

 とはいえ、日韓の間には領土問題や慰安婦問題など、発言内容によっては国際的に誤った認識が広がりかねない懸案が横たわる。

 韓国大統領府が今月7日にトランプ米大統領を招いた晩餐(ばんさん)会では、竹島(島根県隠岐の島町)の韓国側呼称「独島」の名前のついたエビの料理を出すという問題も起きたばかりだ。

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