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【大前研一 大前研一のニュース時評】“魅力ない茨城”再生のカギは食材ではなく料理人の確保、食べ歩きを全面に出してPRを (1/2ページ)

 民間調査会社「ブランド総合研究所」(東京)がまとめた2017年度の「都道府県魅力度ランキング」で、1位は北海道、2位は京都、3位は東京となった。20-70代の約3万人以上を対象に、47都道府県の魅力度や認知度を調査したものだ。

 北海道は、調査を開始した2009年から9年連続で1位だが、地元の人はそうは思っていないんじゃないだろうか。私は昨年、北海道をぐるっとバイクで回ったが、札幌を除くとメシはあまりうまくなかったし、冬は地獄の寒さだ。帯広でスノーモービル、ニセコなど10カ所近いところでスキーをしたが、ニセコ好きの中国の人に対しては、「越後湯沢のほうが、はるかにいいよ」と言ってやりたかった。湖やいくつかの火山は見事なものだったが。

 一方、東北は宮城の13位が最高で、青森17位、秋田24位、岩手、福島がともに34位、山形38位と昨年より順位を下げ、全般的に下位の県が多い。私は今年、お盆の休暇を利用して東北各県を2950キロも走破したが、メシや酒はどこもうまかった。もちろん、北海道にも良いところはあるが、「東北に比べて北海道がダントツでいい」なんてことは私の経験上ありえない。

 例えば、青森・岩木山(津軽富士)は弘前側から見ても、五所川原側から見ても、夢みたいにきれいだった。バイク野郎から見れば八幡平や鳥海山もすばらしいライディングスポットだ。

 このランキングは県外の人のイメージが強く出ていると思う。沖縄は魅力度4位だが、沖縄の人もそうは思っていないはずだ。

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