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「電気代を払え」という当局の方針に猛反発する北朝鮮国民 (1/3ページ)

 北朝鮮当局が、新型の電気メーターの設置を強引に進めていることはデイリーNKジャパンでも既報のとおりだが、これに対して北朝鮮国内では、反発の声が上がっているという。使っただけの電気料金を払うという当たり前のことに、なぜ反発が起きるのだろうか。

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 平安南道(ピョンアンナムド)のデイリーNK内部情報筋によると、北朝鮮当局は今年春に、電気使用量を測る電気メーターを設置せよとの指示を下した。つまり、今までの固定電気料金1ヶ月33北朝鮮ウォン(約0.5円)ではなく、使用量に応じた料金を払えというものだ。

 人民班(町内会)の班長がそれを住民に伝えたところ、反発の声が上がった。

 それもそのはず、国から供給された電気のみならず、自家発電した電気の料金まで払えというものだからだ。

 「自分がカネを出して買ったソーラーパネルで発電して電気を使っているというのに、なぜ国に電気料金を払わなければならないのか」(住民)

 電気メーター設置事業は、首都平壌でも地方都市でも反発にぶち当たり、遅々として進んでいない。両江道(リャンガンド)のデイリーNK内部情報筋も、このような政府の方針に対して住民から反発の声が上がっていると伝える。「不当な徴収だ」という声とともに、「自分の力で稼いで生きていく時代だ」という声も上がっているという。

デイリーNKジャパン
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