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制裁に苦しむ北朝鮮が編み出した、セコ過ぎるガソリン輸入方法 (1/2ページ)

 国連安全保障理事会で今年9月に採択された制裁決議2375号は、国連加盟国に対し、北朝鮮に輸出できる石油の量について、民生用の原油は年間400万バレル、石油精製品は年間200万バレルの上限を設けた。

 年間消費量の半分しか輸入できなくなり、ガソリン不足に陥っていると言われている北朝鮮。各貿易会社はあの手この手でガソリンを輸入しようと必死になっている。

 (関連記事:国連安保理、対北朝鮮制裁決議を採択…石油輸出に上限、繊維製品は全面禁輸

 その手口を、平安北道(ピョンアンブクト)のデイリーNK内部情報筋は次のように説明した。

 「貿易会社は、仕事がなく遊んでいるトラックを、ほぼガス欠状態で中国に向かわせ、ガソリンを満タンにした状態で北朝鮮に戻す」

 戻ってきたトラックのタンクからガソリンを抜いて転売すればかなりの儲けが出るとのことだ。夕方に中国に向かい、夜には北朝鮮に戻るトラックが続出し、中には補助タンクを2つも積んでガソリンを満タンにしてくる強者もいるそうだ。

 不審に思った中国・丹東税関の担当者はドライバーを問い詰めたが、「トラックの運転に必要なガソリンを入れて何が悪い」としらを切るばかり。しかし、こんなイカサマがバレないわけがない。

 税関は、北朝鮮のトラックを対象に入国時と出国時のガソリンの量を測るという取り締まりに乗り出した。

デイリーNKジャパン
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