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正恩氏“軍事的沈黙”破るか 北にミサイル発射兆候、「年内有事」の可能性も (1/2ページ)

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権は、2カ月以上にわたる“軍事的沈黙”を破るのか。北朝鮮から、弾道ミサイルの発射準備をうかがわせる電波信号が捕捉されたのだ。米国や中国への「挑発」の可能性もあるが、実際に弾道ミサイルを発射すれば、ドナルド・トランプ米大統領の決断次第で「年内有事」に発展しかねない。極めて危険な状況といえる。

 「ガソリンが充満した部屋で、マッチを擦るような行為だ」

 日米情報当局関係者はこう語った。

 電波信号は、ミサイルが位置情報などを地上に伝えるためのものとみられ、発射に先立ち作動状態などを確認する際に発信される。過去には発射に至らなかったケースもあり、日本政府は慎重に分析している。

 米国防総省のロバート・マニング報道官は27日、「北朝鮮の動向を引き続き注意深く監視する」と述べた。

 韓国・聯合ニュースによると、韓国政府筋は28日、「ミサイル発射前と同じ兆候が最近北で感知された」と伝えた。北朝鮮では27日、ミサイルの軌道を追跡するレーダーが稼働し、ミサイル基地内の通信活動も急増しているという。

 北朝鮮は今年7月、米本土に到達可能なICBM(大陸間弾道ミサイル)である「火星14」を2回発射したが、通常よりも高い角度の「ロフテッド軌道」で打ち上げ、日本海に落下させた。もし、火星14を通常軌道で太平洋に発射するようなことがあれば、トランプ政権は「北朝鮮はレッドラインを超えた」とみなし、軍事力行使を決断する可能性も考えられる。

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