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真相は?岸和田市長選めぐる現金受け渡し疑惑で主張真っ二つ 推薦目的、自民関係者に200万円

 何とも不可解なカネの流れだ。大阪府岸和田市の市長選をめぐって浮かび上がった現金の受け渡し疑惑。市長から国会議員まで登場する騒動は、渡したと主張する側に対し、受け取っていないと否定する側で真っ二つ。果たして真相はいかに。

 現金を渡した側は、岸和田市の信貴芳則市長(56)。2013年の前回市長選で自民党の支援を取りつけるために、当時の支持者だった党岸和田支部組織部長の日田孝志氏(55)に現金200万円を渡したとされる。

 信貴氏の関連団体の政治資金収支報告書にはこうした資金移動を示す記載がなく、政治資金規正法や公選法に抵触していた疑いがある。

 信貴氏は現金を渡したことを認めた上で「自民党の推薦を得るためだった」と説明。党に渡る政治献金という認識だったと述べた。収支報告書への不記載については「失念した。違法性の認識はない」と強調した。

 日田氏は、市長選告示前に堺市内の料亭で、自民党支部の支部長だった神谷昇衆院議員(68)=比例近畿=と面会し、預かった100万円を「座布団の下に入れた」と証言。さらに信貴氏への推薦が確実となった後、残り100万円を渡したと主張する。現金供与の趣旨は推薦と選挙協力の依頼で「汚れ仕事」「裏金と取ってもらっていい」とも明かす。

 しかし、神谷氏は現金授受については「記憶にない」と否定している状況だ。信貴氏は自民の推薦を得た前回市長選で初当選。今月26日の市長選には無所属で出馬し、自民推薦の元市議らを破って再選している。

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