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【共産党研究】「第3の躍進」終焉に気付かない“雨宿り政党” 自己中心な主観的判断の愚 (1/2ページ)

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 共産党が「1960年代終わりから70年代にかけての『第1の躍進』、90年代後半の『第2の躍進』に続く、『第3の躍進』の始まりという歴史的意義を持つものとなった」と豪語したのは、4年前の2013年参院選が終わった直後である。以来、14年衆院選、16年参院選と増勢を続けてきた。

 今年1月の党大会では、「大目標は『第3の躍進』を大きく発展させ」「比例代表で『850万票、15%以上』」の確保と大風呂敷を広げた。

 だが、10月の衆院選の結果は、惨憺たるものだった。

 比例代表での獲得票は440万票、得票率は7・9%と、目標のほぼ半分でしかなかった。「第3の躍進」は、早くも終焉(しゅうえん)を迎えたということなのだろうか。

 そもそも、「第3の躍進」と言ったときから、この結末は見えていた。なぜなら、躍進の前には、必ず後退、低迷があるからだ。

 実は、13年の参院選直後には、「第3の躍進の波」と呼んでいた。私が「波は必ず引くよ」と指摘したら、慌てて「波」を削除したが、無駄な抵抗だった。今度は、「第4の躍進」を待つのだろう。

 なぜ、こんな愚かな分析しかできないのか。

 理由は簡単だ。自己中心の主観的な判断しかできないからだ。

 共産党がいう「第1の躍進」の時期は、社会党が健在で、社会党と共産党の共闘によって、東京や京都、大阪など、全国で革新自治体を次々と誕生させていった時期だ。一種の革新高揚期に上げ潮に乗ったからである。

 「第2の躍進」は、96年に社会党が事実上消滅した直後の97年参院選で819万票獲得した時期のことである。

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