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【共産党研究】現実を直視できぬ「科学の目」 今も隠然たる力持つ不破前議長、選挙総括で再び同じ過ち (1/2ページ)

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 共産党のトップを退いたとはいえ、依然として「隠然たる力」を持っているのが齢87の不破哲三前議長だ。今年の党創立95周年の記念講演会でも、95年の党の歴史を語ったのは、志位和夫委員長ではなく不破氏であった。

 この不破氏が十数年強調してきたことが、「科学の目」ということだった。どういう意味かといえば、さまざまな事象を科学的に見てこそ、正しい認識が得られる-といった意味で、不破氏の造語である。

 だが、実際には「科学の目」どころか、「共産党中心視感」でしか物事を見ることができないのが共産党なのである。

 1996年の衆院選で、共産党が15議席から26議席、得票数が726万票に到達した際、不破委員長(当時)は「小選挙区制の導入は、共産党を政界から締め出そうとする企てだったが、どんな悪法もわが党と国民の結びつきの広がりを押しとどめることはできない」と述べ、当面の目標は「衆議院に100議席、参議院に数十議席」だと豪語したものである。

 小選挙区制の導入の中心人物だったのが、現在、共産党と仲の良い小沢一郎氏(現・自由党代表)である。小沢氏に聞けば良い。「共産党を閉め出すために導入したのか?」と。小沢氏は言下に否定するだろう。

 当時の小沢氏にとって、小政党に過ぎない共産党など眼中にもなかったはずだ。社会主義の敗北による冷戦終結後の新たな政治体制を確立するために、小選挙区制導入による政権交代可能な二大政党体制を目指したのである。

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