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北朝鮮、制裁下で「建設資材を大量輸入」の謎 (1/2ページ)

 金正恩党委員長が旗振り役となって平壌市内で建設が進められた倉田(チャンジョン)通り、未来科学者通り、黎明(リョミョン)通りのタワーマンション群。いずれもインスタ映えを狙ったかのようなきらびやかな建物だが、水が出ない、電気が使えない、暖房が利かないなどいろいろな欠陥を抱えている。

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 一方、地方で進められていた煕川(ヒチョン)発電所、洗浦(セポ)地区畜産基地も完成したと大々的に宣伝された。しかし、それ以降は国を挙げての建設プロジェクトに関するニュースは流れてこない。

 また、朝鮮中央通信が9月21日に「最終段階で急ピッチで進められている」と伝えた白頭山観光鉄道が完成したというニュースは報じられていない。ちなみに完成予定は、2016年の10月10日の労働党創建日だった。

 建設工事が止まっているのか、新たな工事に着手できないのか、詳細は定かでないが、北朝鮮の貿易関係者からは「経済制裁で輸出入ができない」「中国の業者にビジネスの話を持ちかけても断られる」との声が聞こえる。

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 ところが、北朝鮮政府系の貿易会社は最近、先を争って建設資材を輸入している。これは一体どうしたことなのだろうか。

 平壌の情報筋が、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)に語ったところによると、平壌市建設総局は13日、複数の幹部を中国に派遣した。

デイリーNKジャパン
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