記事詳細

【iRONNA発】慰安婦問題、日本の「土下座外交」いつまで 一方的に破られている日韓合意 (3/3ページ)

 センセーショナルな物言いをする必要はまったくない。あくまでも淡々と1次資料に基づく立論を行うのだ。今年8月、筆者は米ジョージア州議会議員に資料を見せながら「慰安婦制度とは何か」を説明する機会を得た。2人ともひどく驚いた様子で、「日本政府は強制連行や性奴隷を否定する証拠を持ちながら謝罪しているのか?」と聞いてきたのが印象的だった。

 「抱き着き慰安婦」に立腹するのはよい。無理やり「独島エビ」を晩餐会メニューに含めた韓国政府に何を言っても無駄だろう。しかし、大切なことは、トランプ氏をはじめ、第三国のキーパーソンに誤解が生じないように「慰安婦制度とは何だったのか?」を明確な立論を持って説明することである。

 国の名誉を守るのに、反発を恐れてはいけない。謝ってばかりでは、犯罪者認定されてしまうのがオチである。「罪を認めるなら責任を取れ、もっと賠償しろ」と言われ続けるのが国際社会の常識だ。ゆめゆめトランプ氏に、あのオバマ前大統領のように「何が起きたのか、正確で明快な説明が必要だ」と言わせてしまってはならない。

【プロフィル】山岡鉄秀 やまおか・てつひで オーストラリア・ジャパン・コミュニティー・ネットワーク(AJCN)代表。昭和40年、東京生まれ。中央大卒。2014年、豪州ストラスフィールド市において慰安婦像設置計画に遭遇し、現地日系人を率いて設置阻止に成功した。著書に『日本よ、もう謝るな!』(飛鳥新社)など。

 ⇒ 今回のテーマはこちら

 iRONNAは、産経新聞と複数の出版社が提携し、雑誌記事や評論家らの論考、著名ブロガーの記事などを集めた本格派オピニオンサイトです。各媒体の名物編集長らが参加し、タブーを恐れない鋭い視点の特集テーマを日替わりで掲載。ぜひ、「いろんな」で検索してください。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう