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「誰もおらず持ち出した」北朝鮮船員、食い違う説明も 乗員1人は腹痛訴え病院へ

 北海道松前町の無人島、松前小島に一時避難した北朝鮮の木造船からテレビなどの家電が見つかったことについて、乗員が「島に誰もいないから家電を持ち出した」との趣旨の話をしていることが6日、捜査関係者への取材で分かった。船のかじが故障して自力航行は難しく、窃盗の疑いで捜査している道警は、持ち出した目的など引き続き事情を聴いている。

 道警によると、木造船には「朝鮮人民軍第854軍部隊」のプレートが掲げられており、軍傘下の船とみられる。乗員10人の一部は氏名や生年月日などが書かれた船員手帳のようなものを所持している。それぞれの説明に食い違う部分もあり、慎重に経緯を調べる。

 関係者によると、島にある漁業者用の避難小屋は入り口がこじ開けられ、保管してあったテレビや冷蔵庫などが無くなっていた。11月29日に第1管区海上保安本部(小樽)が島周辺の海域で漂う木造船を発見した際、乗員は毛布に包まれた家電を海に投げ入れ、海保の巡視船が一部を回収した。

 乗員の1人は腹痛を訴え、函館市内の病院で手当てを受けている。

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