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尖閣衝突の回避策「海空連絡メカニズム」を日中で大筋合意、近く正式運用か

 日中両政府が、沖縄県・尖閣諸島などをめぐる東シナ海での偶発的衝突を回避する「海空連絡メカニズム」設置案について、上海で開いた「高級事務レベル海洋協議」で大筋合意したことが6日、分かった。近く正式に運用を開始する見通し。安倍晋三首相と、中国の習近平国家主席は11月、ベトナムでの首脳会談で「運用協議の加速」で一致していた。日中関係の改善が進むのか。

 海空連絡メカニズムは、自衛隊と中国軍が接近時の連絡方法などをあらかじめ定め、衝突を防ぐ仕組み。日中間の最大懸念の1つである沖縄県・尖閣諸島をめぐる緊張緩和に大きく動きだすことになる。共同通信が6日、日中関係筋が明らかにしたとして報じた。

 両国は今年秋ごろから、外務、防衛当局が水面下で協議。12月5、6両日に上海で開いた高級事務レベル海洋協議で、地理的な運用範囲については触れない内容で折り合った。両国の法的な立場を害さないとの原則も確認したもようだ。

 尖閣諸島は、歴史的にも国際法上も日本固有の領土である。日本側はこれで、中国側に領土権で譲歩したことにはならないと判断したという。

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