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【大前研一 大前研一のニュース時評】賓客の「同性パートナー招待」議論 自民・竹下亘氏「言わなきゃよかった」…日本の政治家は常識教育から始めろ (1/2ページ)

 安倍晋三首相は先月28日の衆院予算委員会で、海外からの賓客をもてなす首相主催の夕食会には同性のパートナーも招待する考えを示した。

 また、河野外務大臣も同委員会で、天皇誕生日のレセプションや外務省の賓客への対応について「法律婚、事実婚、あるいは同性、異性に関わらず、配偶者またはパートナーとして接遇するよう指示した」と述べた。

 自民党の竹下亘総務会長が党の会合で、天皇皇后両陛下主催の宮中晩さん会に参加する国賓の同性パートナー出席について、「日本の伝統には合わない。私は反対だ」と発言したことを受けたもの。だが、かつてオランド前仏大統領が来日した際、事実婚相手の女性を宮中晩さん会に伴ったこともある。フランスといえばかつて大統領が引退後に実はLGBTだとカミングアウトしたこともある。

 竹下氏はその後、「言わなきゃよかった。反省している」と述べた。世の中、「言ってはいけないこと」と「言わなくてもよかったこと」があるが、この竹下氏の発言は「言ってはいけないこと」のカテゴリーに入るだろう。

 ただ、安倍首相は「自分の主催するパーティーはOK」という言い方をしているが、竹下さんが指摘していたのは、両陛下が主催したとき、どうするかというものだ。安倍首相は答弁をズラしていた。天皇陛下主催の場合に、「私が呼びますよ」とは言えないからだ。

 どちらにしろ、こういうことを問題視するのは、世界的にみると論外だ。海外では、本人が連れてきた人がパートナーということになっている。

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