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二階俊博氏「野党幹部の孫に誕生日プレゼント」の凄み (1/2ページ)

 二階俊博・自民党幹事長は「異能の政治家」である。地味な風貌で、弁も立たず、目立った政策もない。当世の“人気政治家の条件”には、まず当てはまらない。にもかかわらず、安倍晋三氏、小泉純一郎氏、小沢一郎氏、小池百合子氏ら政治的には敵味方の関係にあったアクとクセの強い権力者たちに重宝され、政界の実力者へと上り詰めた。“将来の首相候補”小泉進次郎氏さえ、いまや二階氏の側にいる。作家・大下英治氏が、不思議な力の秘密をインタビューした。

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 自民党幹事長室には〈総力結集〉と大書された田中角栄・元首相の自筆の書が飾られている。“最後の弟子”二階氏が掲げたものだ。

 「田中先生と同じようにやろうなんて大それたことを考えたことはありません。第一、私は田中先生とは比べるべくもないんだから」

 常に一歩退いたところから自分を語る。

 「ただ、ふと思うことがあります。派閥の若い人から応援を頼まれて日程の調整がつかない時に、“オレが若いとき、あの人は骨を折って世話してくれた。ずいぶん忙しかったはずなのに、無理して時間をつくってくれたんだろうな”と。その感謝を忘れずに、次の世代に伝えていくことが大事だなと思っています」

 二階氏は“田中判決解散(*)”と呼ばれた1983年の総選挙で田中派の候補として出馬し、初当選した。田中氏はその2年後に脳梗塞に倒れたため、直接、教えを受けた最後の世代になる。

 【*1983年、ロッキード事件で懲役4年の一審判決を受けた田中角栄・元首相は即日控訴し、3か月後の総選挙に臨んだ。田中氏は過去最高の22万票を集めて当選するが、自民党は過半数割れとなり、28年続いた自民党単独政権が終了した】

NEWSポストセブン
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