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【富坂聰 真・人民日報】若者にまで拡大する“ハゲ大国” 「独身の日」に育毛商品爆売れ (1/2ページ)

 不動産バブルや不良債権、地方政府の債務問題や重厚長大産業を中心としたオールドエコノミーの衰退など、中国経済の前途には依然、さまざまな問題が横たわっていて楽観はできない。

 だが、1990年代以降の経済発展が大きな富裕層・中間層を生み出したことで、中国の個人消費が力強く経済成長をけん引している事実を疑う者などいまや皆無といっても過言ではない。

 彼らの購買力を象徴する出来事として、いま世界の人々に知られるようになったのは、一つが観光客の“爆買い”であり、もう一つがネット商取引の隆盛である。

 なかでも後者を代表しているのが11月11日に電子商取引最大手のアリババグループが仕掛ける大バーゲン。その日は数字の「1」が並んでいることで「独身の日」と呼ばれる。

 このイベントが日本でも報じられるようになったのは2015年くらいからだが、17年はついに1日の売り上げが254億ドル(約2兆8854億円)を突破したことが話題を呼んだ。

 売り上げは対前年比で39%増。この売り上げ規模は、それだけでアイスランドなどの国のGDPを超えてしまうほどだという。

 それだけにサイトに商品を展示する業者は必死だ。「独身の日」に自分たちの商品が売れるか売れないかは死活的な意味を持つ。ゆえに鉱脈の発見には誰もが非常に敏感である。

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