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【菊池雅之 最新国防ファイル】工作員上陸も…違法操業漁船対策 インドネシアでは船員逮捕で船爆破、日本もテロ水際阻止へ強化を (1/2ページ)

 北朝鮮の漁船とみられる木造船が、続々と日本海沿岸部に漂着している。漁の最中、荒天による船体・機器の故障、食糧不足、病気での急死など予期せぬトラブルに見舞われ、漁師を乗せたまま波に任せて流れ着く。

 実は毎年、漁船の漂着・漂流は確認されている。多い時で約80隻あったが、今年はずば抜けて多い。海上保安庁によると、8日までに78隻が確認され、過去最多となる勢いだ。

 中には日本領土に不法入国し、盗みまで働き、北海道警が逮捕する事件まで発生した。これがもし、テロを行うべく上陸した工作員であったらと思うとゾッとする。

 基本的に、北朝鮮の漁師たちは軍に所属している。北海道に漂着した船体には「朝鮮人民軍第854軍部隊」というプレートが掲げられていた。

 これまでも、日本の領海内で北朝鮮の漁船は何度となく確認されている。海上保安庁は、退去を伝えはするが、拿捕(だほ)はしていない。言うことを聞かなければ、放水する程度だ。

 違法の漁船に悩まされている国は多い。

 中でもASEAN諸国は、船団を組んでやって来る中国漁船に頭を抱えている。中国側の根底にあるのが、「南シナ海はわれわれのもの」という、到底受け入れることができない主張である。

 沖縄県・尖閣諸島周辺海域では、中国の漁船が日本領海に侵入し、違法操業している例は多い。2010年9月には、退去を命じた海上保安庁の巡視船に体当たりしてきた事件も発生した。

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