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「夜の生活が強くなるから」薬物におぼれる金正恩時代のエリートたち (1/2ページ)

 北朝鮮当局が違法薬物の取り締まりを強化していると、韓国の北朝鮮情報ニュースサイトであるニューフォーカスが伝えている。

 北朝鮮の内部情報筋はニューフォーカスに対し、次のように語っている。

 「最近、当局は薬物取締に関する中央党の指示文を全国の企業所、人民班(町内会)、学校に通達した。指示文には、薬物の使用は社会主義の精神を弱める毒と同じであり、国家の指示に背き乱用した者について『内部の反逆者』として扱うと警告している」

 北朝鮮において、国家に対する「反逆者」は死刑もしくは政治犯収容所送りの対象になる。一般の刑事犯とは次元の違う重罰を受けるということだ。

 しかしこの情報筋は、こうした指示の効果について疑問視している。

 「わが国においては、薬物を使用する人の数がますます増えている。とくにひどいのが保安員(警察官)だ。彼らは捜査で没収した薬物を上部に提出したり廃棄したりせず、自分たちで使っている。裁判官たちも同様だ。そんな状態で、どうやって薬物の乱用を根絶するのか。はっきり言って、わが国には『内部の反逆者』ばかりが暮らしているような状態だ」

 (参考記事:コンドーム着用はゼロ…「売春」と「薬物」で破滅する北朝鮮の女性たち

 ただ、金正恩政権が薬物の取り締まり強化を打ち出すのも、状況のひどさを認識しているからであるとも考えられる。北朝鮮の国内事情に詳しい中国朝鮮族のある貿易業者は、次のように語る。

デイリーNKジャパン
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