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【BOOK】「今の選挙制度やシステムおかしい」 『開高健ノンフィクション賞』受賞の畠山理仁さん (1/3ページ)

★畠山理仁『黙殺~報じられない“無頼派独立候補”たちの戦い』集英社(1600円+税)

 今年15回目を迎えた「開高健ノンフィクション賞」受賞作は異彩を放つ。主役は選挙報道にはほとんど登場しない“無頼派独立候補”たちだ。その個性に読み出したら止まらない“ノンストップ・ノンフィクション”は日本の選挙制度の問題点、有権者の意識にまで言及する。新進気鋭のノンフィクション・ライターに話を聞いた。(文・竹縄昌 写真・川口良介)

 --受賞おめでとうございます。この賞の受賞作は、大自然や旅のルポが多かったですが

 「これまでの開高賞受賞作とは、全く毛色が違うとわかって応募しました。冒険的挑戦でしたから、想定外の受賞でした」

 --取材のきっかけは

 「学生時代から週刊誌の仕事をしていて、毎週の企画会議のために新聞を隅々まで見ていたんです。そこで選挙が毎週のようにあることに気づきました。しかも、候補者の肩書きが『発明家』や『UFO研究家』となっていた。いったいどういう人たちなのかと、興味が湧いて応募したのがきっかけです。それからは『謎の候補に会いに行く』という企画を定期的に出していました」

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