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統一会派拒否の枝野氏、立民・民進とすれ違い鮮明 大塚氏、慎重論念頭に「勘弁して」

 立憲民主党の枝野幸男代表は17日、民進党が求めている立憲民主党、希望の党との3党統一会派結成を拒否する姿勢を示した。「どこかの党から呼びかけられて、党と党の協議で会派を作ったり新しい党を作ったりということは全く考えていない。そうした選択をした瞬間に国民の期待を失う」と明言した。さいたま市内での講演で語った。

 枝野氏が統一会派を明確に否定したのは初めて。「立憲民主党とは考え方が違うということで希望の党に行った方々と、無理やり一緒になるのはやはりおかしい」と訴える一方で、立民の政策に賛同する民進、希望両党などの議員が個別に入党を申し込むことには「幅広く門戸を開く。いつでも一緒にやろうという考えだ」と歓迎の意向を示した。

 2年後の参院選の改選1人区や次期衆院選に関しては、民進、希望両党を含む野党間の候補者調整の必要性を唱えた。「候補者を1人にする努力をすべきだ。これが分かりやすく、国民の期待に応える道だ」と主張した。

 枝野氏は講演後、記者団に「立民と希望の両方に統一会派を呼びかけるということは、政策、理念についてどう考えているのか。正式に呼びかけがあれば尋ねたい」と語り、民進党の大塚耕平代表の構想に重ねて疑問を示した。

 一方、大塚氏は17日、津市で記者団に「統一会派打診は16日の全国幹事会で了承された。幹事長、国対委員長を通じ正式に申し入れたい」と述べ、立民、希望両党に年内にも打診する意向を示したが、枝野氏とのすれ違いが鮮明になり、早くも暗礁に乗り上げた。

 大塚氏は津市での党会合で、各党内にある統一会派への慎重論を念頭に「衆院では『あいつと一緒は嫌だ』などと議論されているが、勘弁してほしい」と述べた。

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