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韓国伝統「犬肉食用文化」、平昌五輪成否の波乱要因に? 米議会、アジアに犬肉販売禁止呼びかけ採択で内憂外患 (1/2ページ)

 韓国伝統の「犬肉食用文化」。国際的な論争を巻き起こしており、2016年7月には美人のイタリア元観光長官が犬食を中断しなければ平昌五輪をボイコットすべきと主張した。30年前の1988年ソウル五輪では欧米諸国へのイメージダウンを避けるため、ソウル市内にある犬肉レストランが閉鎖されたという。ペット人口が1000万人に達する今の韓国では若者の「犬食」離れが指摘され、世論が賛否で激しく対立していると報じられる。米議会下院外交委員会はアジア諸国に犬肉の売買をやめるよう求めた決議案を採択しており、五輪を控え、韓国に食文化への圧力がかけられた格好だ。

 韓国では動物性タンパク質が貴重だった昔、病み上がりなどによく犬肉を食べさせたという。米CBSは1300年代初めから食べていたと解説した。犬の肉を使用したスープ、補身湯(ポシンタン)を夏場の強壮料理として食べられるという。朝鮮日報は年間78万~100万匹の犬が食用として流通していると報じる。

 ところが、最近は家族の一員としてペットを飼う人口が韓国でも1000万人に達し、愛玩犬のためのホテルやグッズなどを含む市場規模は15年で1兆8000億ウォン(約1800億円)に及び、20年には5兆ウォン(約5000億円)台に成長すると見込まれている。

 韓国の世論調査会社によると、15年の1年間に犬肉を食べた男性の比率は50~60代が半数を占める。韓国のアジア経済新聞によると、05年に520カ所以上あったソウル市内の犬肉専門レストランは、14年には329カ所に減少した。犬肉農場のオーナーは「今では(肉の)選択肢があり、若者はわざわざ犬肉を食べようとはしないし、ペットとして飼う家庭が増えた」と同紙に話している。このため「死に行くビジネス」と評する海外メディアもあるほどだ。

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