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【中国・連鎖地獄 大失敗の一帯一路】「陸と海のシルクロード」警戒する各国 本音では中国を嫌う国々、それぞれの事情 (1/2ページ)

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 中国は5月中旬、北京で「一帯一路・国際フォーラム」を開催した。ロシアのプーチン大統領や、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相、トルコのエルドアン大統領も飛んできたが、インドは参加を拒否した。日本と米国はオブザーバーを派遣して、お茶を濁した。

 シルクロード基金をもとに、各国に巨額の投資をしてインフラ整備のお手伝いをするのだ-と喧伝したものの、半信半疑の国が多い。

 南シナ海問題をうやむやにするため、中国は破天荒な投資を続行して、ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国に代理人をつくった。

 だが、ベトナムは露骨に不快感を示したほか、「投資は歓迎」としながらもマレーシアやインドネシアは本音では中国を嫌っている。ラオスやカンボジアも、心の底では中国が嫌いだ。孤立を恐れて、中国だけが頼りとなったミャンマーなど、それぞれ国の事情を抱える。

 「陸のシルクロード」は、新彊ウイグル自治区から中央アジアを越えて分岐し、モスクワから旧東欧や北欧へ向かうルートと、アゼルバイジャンからトルコへ至る黒海ルートに分かれる。

 「海のシルクロード」は、南シナ海からマラッカ海峡を越え、ミャンマー、スリランカ、パキスタンのグワダル港から紅海の入り口であるジブチへ。そして、スエズ運河を抜けて、ギリシャのピレウス港へ。もう1つが、北極を横切る「氷海ルート」だが、ロシアが極度に警戒している。

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