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大宮ソープ「築90年」でも現役だった理由 弁護士「新たに開いたり、建て替えることは法律上不可能」 (1/2ページ)

 男女4人がCO(一酸化炭素)中毒などで死亡したさいたま市大宮区のソープランド「Kawaii大宮」の火災で、現場の建物は登記上は「築90年」だったことが分かった。古い建物を改修しながら使っているソープはほかにも多いのが実情で、専門家は、法律の影響などで新築できない事情があると解説する。

 消防や関係者によると、建物は3階建てで、屋内の南北2カ所に階段があるが、客が利用する北側の階段は傾斜がきつく、人がすれ違えないほど狭かったという。窓が少なく、火災で停電していたとみられることが逃げ遅れにつながった可能性もある。

 出火した「Kawaii大宮」について風俗関係者は「マットのない簡易的なサービスながら、10代後半や20代など、若い“素人”の女性と遊べることを売りにした、最近、流行している営業形態だった」と話す。

 店がトレンドに敏感でも、建築物は非常に古い。閉鎖登記簿をさかのぼると、コンクリート・鉄骨造の3階建ての建物は1927(昭和2)年8月の新築と記載されていた。これが事実なら、築年数は実に90年ということになる。

 建物の登記が初めて行われたのは67年で、69年には根抵当権が設定されている。実際に建てられたのはこのころとみられるが、それでも50年が経過している。その後も改修は行われたはずだが、登記上は建て直しされていないことになる。

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