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【富坂聰 真・人民日報】中国で人気のネット個人キャスター、言論統制下でもトラブル発生 大金稼ぎ社会問題化 (1/2ページ)

 習近平指導部は19大(中国共産党第19回全国代表大会)を無事に乗り切り、順調に2期目をスタートさせたようにも見受けられる。

 党員には厳しい規律を求め、党の指導を強化し、国民には経済活動の自由を与えても決して政治の自由度を拡大しようとはしない。そうした習政治の特徴の下で、人々は言論の自由を奪われ、メディアは活動を自粛する。

 日本人のイメージする中国の言論空間とは、およそこんな感じではないだろうか。

 印象としては北朝鮮に近い--といってもそれほど酷くないことは誰もが知っていると思うが--世界だろう。

 もちろん一面ではそれも事実だ。しかし中国は大国であり、なかには日本人の想像が及ばない要素もたくさんある。ゆえに中国で起きることは、日本人がイメージするほど単純ではない。

 要するに党中央が躍起になって作り出した統制のきいた表の世界がある一方で、そこにはちゃんと裏の世界も併存し、独自の空間を作り出しているということ。党の規律などといっても、そこには届きようがない。

 そして人口や面積で言えば、コントロール外にある世界の方が大きいのも中国の一つの特徴でもある。

 前置きが長くなったが、今週の話題はネット個人キャスターについてだ。

 ネット個人キャスターという呼び名が適当かどうか筆者も迷うところだが、これはネットの個人チャンネルのキャスターで、一昔前にネットでブログを発信して話題になるブロガーが次々と生まれた、その動画版と考えれば良いかもしれない。

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