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JR西乗務員、引き継ぎで「異臭あるも異常なし」の報告 新幹線台車亀裂

 博多発東京行き新幹線のぞみの台車に亀裂が見つかった問題で、JR西日本の乗務員が新大阪駅でJR東海の乗務員に引き継ぐ際、「異臭はあったが異常はない」と口頭で報告していたことが20日、JR東海への取材で分かった。

 台車枠には側面(幅17センチ)に約14センチもの亀裂が入り、破断寸前だったことが判明、脱線の恐れもあった。しかし、乗務員が発車直後から異常音や異臭を感知していたものの、結果的に名古屋まで運行を続けていた実態が浮かび上がっている。

 JR東海などによると、のぞみは11日午後4時ごろ新大阪駅に到着。福山(広島県福山市)-岡山(岡山市)間で乗客から車内にもやがかかっていると申告があったが、JR西の乗務員は交代時に「岡山駅から検査班が乗り込み、異常がないかどうか確認した」として、「異常はない」と告げていた。

 のぞみは博多駅を出発し、小倉駅(北九州市)を発車した際、乗務員が焦げたようなにおいに気付いた。岡山駅を過ぎてうなり音が確認され、名古屋駅で運行を取りやめた。

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