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【中国・連鎖地獄 大失敗の一帯一路】「親中派の代表」パキスタンで中国人狙うテロ横行 その背景にあるものは?  (1/2ページ)

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 南アジアで、中国への風向きが変わり始めた。

 「親中派の代表」パキスタンでは、あろうことか中国人を狙うテロが横行している。

 中国は、エベレストの下をトンネルで通り、中国とネパールを結ぶ鉄道を通すと豪語しているが、ヒマラヤ山脈に穴をあけるなど、パナマ運河より難しい工事を本気でやるつもりか。インドへの牽制(けんせい)なのか。

 バングラデシュで、中国はチッタゴン港の改良工事を企図したが、バングラデシュ政府はこの案件をけ飛ばした。

 現在、パキスタン南西部グワダル港から、中国・新彊ウイグル自治区のカシュガルまで「中国・パキスタン経済回廊」(CPEC)が鳴り物入りで建設中だ。石油とガスのパイプラインと高速道路、鉄道、光ファイバー網と、4つのルートが同時に進められているが、その実態は?

 まず、12月初旬に高速道路の3カ所で工事は中断された。現地政府高官の汚職で資金が蒸発したためだ。

 起点のグワダル港があるバロチスタン州は、中国による「陸のシルクロード」建設に反対している。バロチスタン地方の人口は約800万人だが、数種の部族が分散盤踞(ばんきょ=根を張って動かないこと)する。言葉は、バローチ語、パシュトーン語、ブラーフィ語、ペルシア語だ。

 正確に言えば、バロチスタンはパキスタンではない。600年間独立国家であり、戦後パキスタンが占領している。従って、パキスタンと背後の中国への憎しみが渦巻いている。チベット、ウイグル、南モンゴルと同じなのである。

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