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無許可だったマニラの慰安婦像、撤去など新たな展開が生まれるのか? (1/2ページ)

 フィリピンに初めて設置された慰安婦を象徴する女性像に、疑惑が浮上した。設置場所であるマニラ市が「無許可で設置されたようだ」との見方を、地元メディアに示したのだ。日本政府は設置に「遺憾の意」を表明しているが、現地では責任の所在が明確ではなさそうだ。像の撤去など、新たな展開が生まれるのか。

 「(市は)許可していないし、許可することもできない」

 マニラ市のジョセフ・エストラーダ市長の秘書は、女性像の設置をめぐり、英字紙フィリピン・スターの取材にこう答えたという。

 女性像は、日本軍占領下(1942~45年)の慰安婦の象徴として、マニラ湾を望む遊歩道に設置され、8日に除幕式があった。

 菅義偉官房長官は12日の記者会見で、像の設置について「極めて残念なことだ」と述べている。

 19日のフィリピン・スター(電子版)によると、経緯は次の通りだ。

 在フィリピン日本大使館から懸念を伝えられたフィリピン外務省が12日付の書簡で、経緯を説明するよう、エストラーダ市長に求めた。

 エストラーダ市長の秘書は同紙の取材に、中国系フィリピン人団体「トゥライ財団」が像の設置許可を申請してきたとして、複数の政府機関から許可を得るよう指導したと答えたうえで冒頭の発言に及び、「財団は明らかに許可を得ずに設置した」と述べたという。

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