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民進の沼に釣り糸垂らす立民 参院目標の5人獲得「リーチ」…次は蓮舫氏?

 立憲民主党が民進党離党者をのみ込んでじわじわと勢力を拡大している。21日には、民進党に離党届を出した風間直樹、有田芳生両参院議員が立憲民主党の枝野幸男代表に入党届を提出した。「離党ドミノ」は今後も加速する公算が大きく、民進党の大塚耕平代表は打つ手に窮している。(小沢慶太、奥原慎平)

 「永田町の内側を向いた数合わせには加わらない。立民の考え方がいいと思うなら、入党するなり会派に入るなりしてもらいたい」

 枝野氏は21日の日本記者クラブでの会見でこう強調した。大塚氏が提唱する民進、立民、希望3党の統一会派構想を「数合わせ」と断じて拒絶し、同時に「来る者は拒まず」の姿勢をアピールしてみせたわけだ。民進党という「泥沼」に釣り糸を垂らしているようにも映る。

 結党当初、立憲民主党の参院議員は福山哲郎幹事長だけだったが川田龍平参院議員が19日に入党し今回の風間、有田両氏と合わせ4人に増える運びとなった。民進党内では蓮舫元代表、江崎孝参院議員ら複数議員が立憲民主党入りを模索しており今後も勢力拡大が予想される。

 立憲民主党は既に民進党の離党予備軍に触手を伸ばしている。誘いを受けた参院若手は「立民は次期通常国会までに参院議員を5人以上にしたいようだ」と明かす。5人以上の会派は国会での閣僚への質問が可能になり、論戦での存在感が格段に高まるからだ。

 目標の5人に「リーチ」をかけて勢いを見せる立憲民主党とは対照的に、民進党は防戦一方の様相だ。

 「党所属議員の皆さんは冷静かつ慎重にお考えいただき、党が再生、結束していく方向で努力もいただきたいし…」

 離党者が相次ぐ状況を受け大塚氏は21日の記者会見でこう呼びかけたが、時すでに遅しの感は否めない。

 大塚氏は、立憲民主党と希望の党に会派結成を呼びかける方針を26日の両院議員総会に諮る意向だ。ただ、立憲民主党が拒否する姿勢を明示する中、民進党内の了承取りつけに拘泥する姿は滑稽に映る。

 「手続きだけは丁寧にやりたい人だから、大変だ」

 参院若手は、迷走する大塚氏を冷ややかに評した。

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