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【勝負師たちの系譜】「藤井フィーバー」「永世七冠」の功績 女流棋界も新しいスターが欲しいところ (1/2ページ)

 今年の将棋界をひと言で言えば、藤井聡太フィーバーで始まり、羽生善治棋聖の永世七冠で終わった、話題豊富な1年だったと言えるだろう。

 昨年の暮れ、藤井四段が竜王戦6組の1回戦において、最年長棋士の加藤一二三九段に勝利した時から、彼は何か持っているという予感はあった。

 それにしてもデビューからいきなり、新記録である29連勝を果たすとか、途中何度もあった必敗の局面で、相手が勝手に転ぶなどは、作ってもそうはならないのだ。

 彼の活躍に伴い、連勝を止めた佐々木勇気六段。28連勝の記録を持っていた神谷広志八段など、知られていなかったスターも誕生した。

 テレビのゴールデンタイムのニュースで、藤井が何を食べたかが放送されるなどは、空前絶後かと思う。お陰で子供のファンがかなり増加したのは、喜ばしいことだ。

 同時に今年は、世代交代の年でもあった。夏の王位戦では菅井竜也七段が、そして秋の王座戦は中村太地六段(挑戦時)という、共に二十代の棋士が羽生からタイトルを奪ったのだ。

 第1期が進行中の叡王戦を除く、7つのタイトルを6人で分け合う、群雄割拠の時代となった。

 男性と違って女流棋戦は、6つのタイトルのうち五冠を里見香奈が、女王を加藤桃子が堅持し、今年はすべて保持者の防衛で終わっている。

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