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【高橋洋一 日本の解き方】韓国外交の不思議な行動原理 中国に服従し日米に傍若無人、もはや通用しない外交のダブスタ (1/2ページ)

 慰安婦問題をめぐる日韓合意について、韓国外務省の作業部会は日本政府との交渉過程についての検証結果を発表するとしている。一方で、来日した康京和(カン・ギョンファ)外相は安倍晋三首相に平昌(ピョンチャン)冬季五輪への出席を求めた。常識的にはちょっと首をかしげたくなることだが、韓国外交はどのような行動原理に基づいて動いているのか。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領が中国を国賓として訪問したことと併せて考えると、韓国の外交スタイルが見えてくる。

 カギとなるのは、半島国家としての歴史だ。地続きの大陸側と、海を隔てた海洋側に挟まれながら国家運営するという宿命がある。

 これまでの歴史をみても、朝鮮王朝は「事大交隣」の路線だ。事大とは「大国に事(つか)える」ことであり、陸続きの中国に服従する朝貢関係だ。交隣は「隣国と交わる」ことで、海を隔てた日本とは距離を置いた対等交際だ。

 しかし、朝鮮戦争でこの構図に変化が起こった。米国が介入し、朝鮮半島は南北に二分され、南半分の韓国は大陸側の中国から離脱し、海を隔てた日本を含む西側についた。そして米国と同盟関係を結んだ。

 一方、韓国と対峙(たいじ)する北朝鮮は中国の同盟国だ。韓国は「事大交隣」を大きく変更した。日本も米国の同盟国なので、日米韓という新しい関係になった。

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