記事詳細

東京五輪前後「祝日」で議員バトル 海の日7月20→23日「NO」

 ■山の日8月11→10日「OK」

 2020(平成32)年東京五輪の開閉会式前後を祝日化する案をめぐり、関係する超党派の議員連盟同士が激しく対立している。スポーツ議員連盟(会長・麻生太郎副総理)は、開催年に限り既存の3つの祝日を移動させる意向だが、海の日(7月第3月曜日)に関係する海事振興連盟(衛藤征士郎会長)が安易な移動に猛反発しているためだ。来年の通常国会までに関連法案を成立させる必要があり、年明けから両者のバトルが過熱しそうだ。

 東京五輪は開会式が7月24日(金)、閉会式が8月9日(日)に行われる。スポーツ議連は交通渋滞などの対策のため連休化を検討。7月23日について本来は同年7月20日の「海の日」を、7月24日は「体育の日」(10月12日)をそれぞれ移動させ、8月10日(月)は同月11日の「山の日」とする考えだ。議連の遠藤利明幹事長は「百数十カ国・地域から要人が来日する。平日に都心と空港間の大規模移動が重なれば大混乱に陥る」として祝日化を主張する。

 これに反発するのが超党派議員368人が加盟する海事振興連盟で、11月の総会で「海の日」の移動案に反対する決議を採択した。海の日は平成8年の施行時は7月20日で固定されていた。同日に地方巡幸を終えた明治天皇の船が横浜港に帰着したことにちなむ。しかし、連休を増やすための祝日法改正で15年から「7月第3月曜日」となった。

 海の日の制定には1000万超の署名が集まったこともあり、海事振興連盟は再び7月20日への固定化を目指していた。衛藤氏は26日、産経新聞の取材に「熱き思いでできたのが海の日だ。また動かして混乱を引き起こすのか」と憤った。「山の日」については、設立に関わった「全国山の日協議会」会長の谷垣禎一元自民党総裁が1年限りの移動を内諾したという。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう