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プレハブ監禁の33歳娘、体重19キロ…両親「1食しか与えず」 精神疾患隠すためか

 大阪府寝屋川市の民家に設置されたプレハブ部屋で長期間監禁されていた女性(33)が死亡した事件で、死体遺棄容疑で逮捕された父親の柿元泰孝容疑者(55)と、母親の由加里容疑者(53)が「最近は1日1回程度しか食事を与えていなかった」と供述していることが26日、捜査関係者への取材で分かった。大阪府警捜査1課は、両容疑者が十分な食事を与えず、低栄養状態で死亡させた疑いがあるとみて、殺人や監禁致死容疑の適用も視野に捜査している。

 また、両容疑者が「精神疾患があった」としている女性の状態について、同市に相談していなかったことも判明。同課は、両容疑者が精神疾患を隠すために監禁していた可能性があるとみて実態を調べている。

 死亡したのは長女の愛里さん。捜査関係者によると、身長145センチに対して体重19キロと極端にやせ細り、死亡時に胃の内容物はなかった。死因は凍死だった。

 愛里さんは小学生のころに精神疾患を発症。中学生ごろから学校にほとんど通わなくなり、両容疑者は「16、17歳のころから暴れるようになり、監禁していた」と説明。精神疾患の患者には、自治体から精神障害者保健福祉手帳が発行され、福祉サービスを受けることができる。しかし、同市によると、両容疑者から愛里さんに関する相談は寄せられなかったという。

 近隣住民らも、愛里さんの精神疾患を知らなかったり、愛里さんの存在自体を把握していなかったりしており、両容疑者が周囲に隠していた可能性がある。

 同課は、愛里さんの症状についても確認を進め、監禁に至った経緯を調べている。

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