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山健組「ドル箱」差し止め 暴追センターが仮処分申請

 神戸・三宮の繁華街にある指定暴力団神戸山口組の有力組織「山健組」傘下の暴力団事務所の使用差し止めを求め、暴力団追放兵庫県民センターは27日、地域住民約30人の代理として神戸地裁に仮処分を申し立てた。センター代理人の垣添誠雄弁護士は記者会見し、事務所を「山健組のドル箱となっているあいさつ料取り立ての拠点」と指摘した。

 兵庫県警の調査では、山健組は「三宮警備」と称し、1店舗当たり毎月1万~5万円のあいさつ料を集めている実態が判明。垣添弁護士は「あいさつ料は覚醒剤や賭博と並ぶ伝統的で大きな資金源。仮処分は暴力団への制約効果がある」と強調した。

 この事務所では昨年3月にダンプカーが突っ込む事件も発生。垣添弁護士は、住民が襲撃事件の巻き添えになる恐れもあるとして、仮処分に踏み切ったとしている。

 暴力団追放センターが原告となる「代理訴訟制度」は暴力団対策法に定められている。今年10月には、この制度を利用し、兵庫県淡路市の神戸山口組本部事務所に使用差し止めの仮処分決定が出た。

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