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物議醸した神戸の世界一ツリーお役目終了 今後、一部を生田神社の鳥居に使用

 神戸市中央区のメリケンパークで、今月2~26日に設置された生木では世界一という高さ約30メートルのクリスマスツリーが27日、撤去・搬出され、イベント関係者ら約50人が「お見送り式」を開いた。ツリーは今後、姫路市内の製材所で約1年間乾燥され、生田神社(同区)の鳥居などの材木として使用される予定。

 ツリーは、コンサルタント会社「そら植物園」(川西市)や神戸市などでつくる実行委員会が展示。富山県氷見市から推定樹齢150年、重さ24トンのアスナロが輸送され、メリケンパークに植樹された。ライトアップされたツリーを見ようと、今月2日~26日に約141万人が訪れるなど盛り上がった。一方で、インターネット上では、ツリーをめぐって「木がかわいそう」「営利目的ではないか」と物議を醸した。

 26日夜からツリーの撤去作業が始まり、作業員らがチェーンソーなどで枝や幹などを切り落とした。同社によると、今後は姫路市内の製材所で約1年間乾燥させた後、全体の15%にあたる約3・5トンを使って生田神社の鳥居にするという。残る8割程度は使い道が決まっていないが、全国の企業などから十数件のアイデアが寄せられているといい、同社の担当者は「大事に活用方法を考えたい」と話した。

 この日、ツリーが掘り出された富山県氷見市の職員ら約50人が参加し、お見送り式を実施。生田神社の神職がおはらいし、輪切りになったツリーが載った大型トラック2台が製材所に向けて出発した。関係者らは「ありがとう」と拍手でツリーを見送った。

 参加した同社代表の西畠清順さん(37)は「ネット上の批判もあってつらい思いをしたが、最終的に140万人がツリーを楽しんでくれたことが何よりうれしかった。使い道はいずれ公表したい」と語った。

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