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対馬・観音寺の前住職も韓国検証報告書に憤り「仏像の問題でもあり得ないことが平然と行われた」 (1/2ページ)

 またあり得ないことが行われた-。韓国政府の作業部会が27日に公表した慰安婦問題の日韓合意に関する検証報告書は「政府間で解決を宣言しても問題再燃は避けられない」とした。国家間合意をほごにするような表現といえる。これまでも韓国に振り回されてきた九州・山口の関係者からは、怒りともあきれとも取れない声が上がった。

 「決着した問題なのに、歴史や事実の積み重ねよりも、現在の人の気持ちを大事にするといって約束を守ろうとしない。国家でも個人でも、約束を守るのがルールだ」

 韓国人に仏像を盗まれ、いまだに返還されていない観音寺(長崎県対馬市)の前住職、田中節孝氏はこう憤った。

 仏像をめぐっては、今年1月、韓国・大田(テジョン)地裁が、証明不可能な数百年前の略奪を認定し、韓国の浮石(プソク)寺に引き渡すよう命じた。反日世論を考慮した司法判断といえる。

 慰安婦問題も日韓合意で「最終的かつ不可逆的な解決」を確認したはずなのに、韓国世論の盛り上がりを背景に、蒸し返しが始まった。

 昨年12月末、釜山(プサン)の日本総領事館前の路上に慰安婦像が設置された。地元自治体はいったん撤去したが、世論に押されて再設置を認めた。何より、大統領選挙前の文在寅(ムン・ジェイン)氏も像を訪れ、保存を訴えた。

 田中氏は「仏像の問題でも、あり得ないことが平然と行われた。いつもパターンは一緒。韓国政府は検証をもとに、じわじわと合意見直しに持っていくのではないか」と心配した。

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