記事詳細

【桂春蝶の蝶々発止。】芸人にとって「権力」とは? 「反政権側コメント」はコスパ最高の宣伝活動も…「日本の闇」感じる (2/2ページ)

 いわば、「反政権側コメント」は、撃っても自らは撃たれることのない、最高のコストパフォーマンスを誇る宣伝活動なのですよ。

 でも、それってカッコいいですかね?

 政権批判なら何でもいい。「I am not Abe」と言えば、とにかくもてはやされる。

 安倍政権にも「悪い部分」と「いい部分」があるはずです。「安倍憎し」で、話をつくってでも攻撃するメディア。それに迎合する電波芸者。その情報を鵜呑みにする思考停止の人々。

 私は思う。今の時代、マスコミこそ、多くを支配する「権力」なのです。ここに「日本の闇」を感じるのは私だけでしょうか?

 江戸時代、落語家はお侍さんを茶化して笑いをとりました。手討ちされる覚悟もあったに違いありません。マスコミ批判は芸人にとって、自らを滅ぼしかねない、もろ刃の剣です。でも、それが芸人の本質であるならば、それを追い求めてゆきたいと私は考えます。

 「桂春蝶の蝶々発止」。今年11月からスタートしましたが、来年も一層、さまざまなタブーに挑戦してゆく年にしたいと思います。

 みなさま、どうか良いお年を!

 ■桂春蝶(かつら・しゅんちょう) 1975年、大阪府生まれ。父、二代目桂春蝶の死をきっかけに、落語家になることを決意。94年、三代目桂春団治に入門。2009年「三代目桂春蝶」襲名。明るく華のある芸風で人気。人情噺(ばなし)の古典から、新作までこなす。14年、大阪市の「咲くやこの花賞」受賞。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース