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機体が傾いた?海保機の主翼下敷きで整備士死亡 格納庫に押し込む作業中

 29日午後0時50分ごろ、鹿児島県霧島市の鹿児島空港で、けん引作業中の海上保安庁の航空機が傾き、日本エアコミューター(JAC)の整備士木原弘貴さん(31)=霧島市=が左主翼の下敷きになった。県警などによると、木原さんは頭を強く打ちドクターヘリで病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。

 JACによると傾いた海保機は同社が整備を受託。特殊車両と機体の前輪付近を連結して、機体をバックさせて格納庫に押し込む作業をしており、約10人が関わっていた。整備士らが機体の周囲を囲み、見守りながら移動させていたという。

 県警霧島署は、左主翼の下にある車輪が何らかの原因で機体に格納されたことで、機体が傾いたとみて、安全管理などに問題がなかったか調べている。

 第10管区海上保安本部(鹿児島)によると、航空機は鹿児島航空基地所属の全長約20メートル、幅約22メートルのプロペラ機サーブ340。領海警備や海難救助などに使用している。年1度の定期点検のために、10月から来年2月の予定でJACに預けていた。

 鹿児島空港は鹿児島市から北東に約30キロ。国土交通省鹿児島空港事務所によると事故による空港の離着陸便への影響はなかった。

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