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三重県警、GPS製造番号に工作か 見つからないよう細工も

 三重県警捜査3課の男性警部補(43)が、最高裁が違法と判断した後に衛星利用測位システム(GPS)端末を窃盗事件の容疑者車両に取り付けていた問題で、端末の製造番号が削り取られていたことが29日、捜査関係者への取材で分かった。県警は、発見されても誰が設置したのか分からないよう工作がされた可能性があるとみて、端末を入手して調べる。

 捜査関係者などによると、位置情報と走行経路を示す端末計2個が車両底部に取り付けられていた。端末は、契約者が特定できる製造番号部分がそれぞれ削り取られていた。また2個をひとまとめにし、見つからないよう細工されていたという。

 県警に対し、警部補は個人で購入したと説明。「他にも複数回使った」と話しており、県警は関わった事件での使用状況を調べている。最高裁は3月、GPS捜査は違法と判断していた。

 県警によると、警部補は4月ごろに高級車窃盗事件の捜査中、容疑者が使用していた車を発見して端末を取り付け、何度か位置情報を確認していた。容疑者側がGPSに気付いて取り外した。容疑者は三重県警以外の都道府県警に逮捕された。

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