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岸田氏や石破氏を牽制 二階氏、安倍首相の3選支持で無投票にまで言及「問題ない」

 【北京=長嶋雅子】自民党の二階俊博幹事長は29日、来年9月の党総裁選で安倍晋三首相の3選を支持する考えを重ねて表明した。訪問先の北京で同行記者団と懇談し「1回言ったことは貫き通さなければならない」と述べた。「選挙をやったほうがよいという人もいるが、円満に進んでいて国民の大半が納得している場合は、選挙があろうがなかろうが特に問題視する必要はない」とも語り、無投票でも問題ないとの認識を示した。

 二階氏は10月の衆院選直後も「安倍首相の後は安倍首相だ」などと述べ、3選支持を示してきたが、無投票にまで言及したことは、出馬が取り沙汰される岸田文雄政調会長や石破茂元幹事長らを牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。岸田派と並び第4派閥の二階派は早期に首相支持を打ち出す構えだ。

 来年の総裁選は石破氏が準備を進めており、6年ぶりの選挙戦となる見込みだ。ただ、主要派閥は首相支持を鮮明にしつつあり、首相は優位のまま総裁選の年を迎えることになる。

 首相が所属する最大派閥の細田派は首相の支持で一致する見通しで、麻生太郎副総理兼財務相が率いる第2派閥の麻生派も「ポスト安倍」候補の河野太郎外相が出馬に慎重とみられ、首相支持でまとまりそうだ。

 岸田氏は慎重に出馬の可否を検討している。派内では安倍首相から将来の「禅譲」を期待する向きが強く、今回は出馬を自重すべきだという意見が強い。

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