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【回顧2017】「働き方改革」「憲法改正」の大きな前進 『ワイドショー政治』だった永田町2017 (1/2ページ)

 2017年の永田町は、「ワイドショー政治」という言葉がピッタリの1年だった。政治の話題には事欠かなかったが、あえて特筆すべき事項をいうのならば、次の2つを取り上げたい。

 1つは「働き方改革」である。

 まだ日本の隅々まで行き渡ってはいないが、長時間労働の問題に対する社会全体の意識はずいぶんと高まった。「働き方改革」は、女性が「育児と仕事を両立する」ためには絶対に必要なことである。同時に、育児や介護がなくても、人生をどう生きるかという、価値観の大転換を迫るものでもある。

 長時間労働の要因ともなっている「必要以上の残業」(=周囲に気兼ねして自分だけ帰れないという配慮)は、一方で個人主義に走らない「日本人の美徳」と言われてきたことでもある。すぐには変わらないだろう。

 それでも、「家族や自分自身の人生を楽しむ」ということを、もう少し優先的に考えてもいいという“社会の雰囲気”が出てきたことは、大きな前進といえる。これを定着させるには、残業代を当てにせずに生活ができ、余暇を楽しめるだけの給与や、さまざまなサービスのコストの問題をクリアしなくてはならない。

 「休んで遊びに行け」と言われても、家族全員で旅行に行くのは、子供のスケジュールなども考えても、年に1回が精いっぱいだ。「働き方改革」だけでは解決できず、今はまだ中途半端である。来年はより国民生活の実態に即した、さらなる施策と社会の理解が進むことを期待したい。

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