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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「春」》裁判所エレベーター停止騒動、バリアフリーへの遠き道のり (1/2ページ)

 買い物から帰ってきたら、自宅マンションのエレベーターが点検中で止まっていた、という体験は多くの人に覚えがあるのではないだろうか。未明に酔っ払って帰宅し、お風呂に入ろうと思ったら断水だった、という状況に近い落胆がある。「点検や断水の予定をきちんと把握しておけばいいのに…」と言われたらそれまでだが、トラブルによる停止となると、避けようもない。

 今月10日、東京地裁や東京高裁、知財高裁などが入る東京・霞が関の合同庁舎でちょっとした混乱が起きた。来庁者用エレベーター19基のうち1基を除いて、運転停止となったためだ。理由は、エレベーターのかごの外の空気中にアスベスト(石綿)が含まれているおそれがある、という。

 9日夜の検査で判明したため、来庁者への事前の周知なしで10日朝からエレベーターの大部分が運転を停止。職員らが1階で拡声器を片手に案内していたが、多いときで1日約1万人が利用する庁舎だけに、唯一動くエレベーターには列ができていた。運転停止の影響で、初日の10日だけで、計10件の裁判で期日の変更や取り消しがあったという。

 地上19階、地下3階の合同庁舎で、法廷があるのは1階から8階まで。私が普段、仕事で使わせてもらっている記者クラブは2階にある。エレベーターは安全が確認されたものから順次、運転が再開されているが、現在はなるべく、階段で移動するようにしている。

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